年賀状の歴史がいつからか気になったので調べたら壮大だった話!
こんにちは。しょう(@shos_history)です。
みなさん!今年も年賀状たくさん書きましたか?
最近はスマホで「あけおめ〜♪」って言って「ことよろ〜♪」って返したら完結して、年賀状は送らない風潮になってません?
一昔前のスマホが普及する前までは何十枚も年賀状を書いては送っていた記憶があります。
今の時代、スマホが優秀すぎてスマホ一つでほぼなんでも完結してしまうのです。
それでもかろうじて親世代や親世代より上の世代にはやはり年賀状を送る文化が残り続いています。
そんな消えつつある年賀状文化ですが、そもそもいつからなのか?その歴史を探っていこうと思います。
年賀状を送る時期がいつからなのか?と思って検索してたどり着いた方。
残念ながら年賀状の始まりの「いつから」です。
しかし、せっかくたどり着いたんですから「ラッキー!」と思って読んでおくと豆知識が増えていいと思います。
だって世界が広がりますから!
年賀状の歴史は平安時代から?
残念なことに証拠が残っていないので、年賀状の歴史がいつからで日本最初の年賀状を出したのは誰かなどは正確には分かりません。
年賀状を「新年の挨拶をする手紙」とすると、暦やら手紙やら文字が最低でも必要なので全て揃うのが中国と活発に交流していた6世紀あたりになります。
手紙ということは遠くの誰かに渡すはずなので、遠くに運ぶシステムが必要ですよね?
あ!前に習った駅伝のやつか!
駅伝について気になった方はこちらです!(めちゃくちゃ分かりやすいと思うのでぜひ!)
となると7世紀(飛鳥時代。聖徳太子とかいた頃)には年賀状を送る環境自体は揃っていることになります。
平安時代の往来物という手紙を集めた本には新年の挨拶の手紙とかがあるようで、その頃にはすでに新年の挨拶する手紙として年賀状があったことになります。
上の駅伝の記事にも書きましたが、中央から許可された人が駅伝という電車のようなものを使えたので、この頃はまだ一般の人が手紙を送ることはできていないと思います。
江戸時代には以下の理由で年賀状文化は広まったと思われます。
・寺子屋という読み書きとかを習うことができる塾も出てきた!
・飛脚という宅配便のような制度が整って、一般人でも手紙をとどけることが容易になった!
でもまだこの頃はハガキではなく手紙です。
ハガキの年賀状の歴史は明治時代から!
明治時代になり「日本近代郵便の父」と言われる
そして1871年に郵便制度が始まったのです。
この時に郵便ポストとかも登場しました!
1873年には今やおなじみの郵便はがきが登場するのです。
そしたら徐々にはがきで新年の挨拶をし出す人が増えてくるんです。
そしたら年末年始ではがきが集中しますよね?
あ…(察し)
「やべぇ…」と気づいた政府は1899年に新年の挨拶用のはがきを普通のはがきとは別にして年賀郵便を特別取扱としたのです。
12月20日〜30日までに指定の郵便局に持ち込めば新年に配達される仕組みを整えたのです。
1949年についに年賀はがきが登場します。
あー毎年買ってるやつだ!
年賀状の歴史と文化は変わっていく!
年賀状といっても紙や筆や文字や暦や郵便などあらゆる歴史が絡み合ってできた壮大なものでした。
年賀状文化は平安時代から今の平成時代までしっかりと受け継がれていたのです。
今はスマホの普及、SNSの普及によって年賀状を書かなくなってきました。
新しい文化によって古い文化が駆逐されるのは時代の常です。
しかし古い文化は消えるわけではなく、今の時代に柔軟に対応して生き残っていくのです。
年賀状という日本の歴史を生き抜いてきた素晴らしい文化は忘れないようにしましょう!
忘れないとか言ってる君。ちなみに今年は年賀状書いたの?
一枚…
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