おかゆなれきし

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【東海道五十三次を歩く!1日目後編】東海道はハトも歴史も多い!

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こんにちは。足が日々痛いしょう(@shos_history)です。

 

3月18日からついにスタートした東海道の旅略して一人参勤交代。

 

 

~これは現代文明(飛行機や新幹線など)があるにもかかわらず、それらを使わず東海道五十三次を自分の足で歩くというよくわからない企画の記録である~

 

 

前回の記事を読んでいない方はこちらをチェックです!

www.sho0310.com

 

今回は前回の続きで処刑場のあとから話を進めます。

 

東海道五十三次を歩く!「梅屋敷はハトのたまり場!」

 

処刑場を後にして、てくてくと歩いていると…

 

 

 


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ハト達がなにやら怪しげな集会を開いていました。

 

人間から受け取る餌の取り分を決めているのでしょうか。

 

この写真はまさに写真を撮ろうとしたらいっせいにこっちに来た時の写真です。

 

そのあとに「東海道五十三次歩くバカは餌なんてもってないだろう」と感じ取ったのか、すぐに遠くに歩いていきました。

 

人=カモだと理解してるんでしょう。

 

ハトにカモと思われるのは不思議な感覚ですね。

 

 

 

 


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さらに少し歩くと梅屋敷という小さな公園がありました。

 

どうやら旅行中の突然の食中毒対策の薬を販売してた薬局のようなものがあったようです。

 

それからここにたくさんの梅を集めて植えて茶屋が開かれます。

 

いつしか梅の名所になったようで、天皇や将軍、シーボルトなども訪れていました。

 

今日の梅屋敷には誰がいるだろうとか妄想していると

 


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またお前たちか!

 

仕方ないのでハトたちと一緒に花見をしました。

 

 


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めっちゃきれいでした!

 

【アクセス】

 

 

東海道五十三次を歩く!「多摩川渡ればようこそ神奈川!さよなら東京!」

 

ハトたちとの花見を終えて進んでいると

 

 


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きれいな川に差し掛かります。

多摩川の下流部分「六郷川」です。

 

江戸時代初期の頃まで、この川には橋が何度も建てられていたのに毎回流されるのであきらめて船で運ぶようになりました。

 

その時の運賃は6文です。

 

当時のお金は常に変化してるので正確な値段は分かりませんが、だいたい1文で15円くらいです。

 

すると6文で90円ということになります。

 

運賃と考えたらわりと安いですね。

 

歩いているとさっそくなんか歴史の匂いがしました!

 

 





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本陣です!

 

歴史で本陣といえば、大将がいるエリア的な意味で知ってる方が多いと思いますが、江戸時代では宿泊施設のことを指します。

 

 

 

ただし!

 

 

 

使えるのは幕府関係者や大名や公家などの特権階級たち(偉いやつら)だけです。

 

例えるなら専用の高級ホテルですね。

 

参勤交代してきた大名たちはこの本陣という施設で休みます。

 

対して我らが庶民が利用したのが旅籠というリーズナブルな宿泊施設でした。

 

他にもいろんな宿泊施設があるんですが、それはまた別の機会に書きますね。

 

 

あ、そうそう!

 

宿泊するときに「そこのホテルにはこの大名がいる!」と一目見てわかるように札が置かれていました。


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居酒屋で、たまに「〇〇様」と書かれて予約されてるあれです。

 

東海道五十三次を歩く!「一里塚は今も休憩スポット!」

 

.再び歩いていると…

 

 


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一里塚というものが現れます。

 

一里塚とは江戸時代の道に約4km毎に置かれた休憩スポットのことです。

 

塚の上には木が植えられて、その木陰で休むことができました。

 

しかも一里塚が見えたということは4km歩いたということでもあるので目印にもなります。

 

江戸時代は今と違ってグーグルマップなどの自分の位置が正確にわかる便利なアイテムがない時代なので、目印というだけで役立ちます。

 

僕も地図だけでは不安だったのですが、一里塚を見つけると「この道あってるんだな!」と安心できました。

 

でも一里塚なんて必要ないので残ってないことが多いんですが、この市場一里塚は公園に生まれ変わって今も生きていました。

 

 

昔休憩スポットとして使われていた一里塚が、今も公園となりながらも休憩スポットとして活用されているのは感慨深いですね。

 

【アクセス】

  

東海道五十三次を歩く!「生麦事件の現場は東海道!」

 


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今回の企画の中でトップレベルに驚いたのは生麦事件の現場が東海道だったということです。

 

※生麦事件とは…

 江戸から引き返していた薩摩(鹿児島)の島津さんの行列を横切った乗馬なうな外国人を殺傷した事件。

 

江戸時代は子供でもなんでも大名の行列を横切ることはタブーでした。

 

 

生麦事件は「大名行列を横切った外国人を斬った事件」という基本的な話は知ってるんですが、場所までは知りませんでした。

 

歩いてみて初めて気づいたんですが、よくよく考えたら当たり前でした。

 

西日本の大名たちは基本的には東海道とか通って江戸に行くんですから。

 

ちなみに襲われた外国は900m先まで逃げたのですが駄目でした。

 

 

 

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その最後の場所には碑が立ってます。

 

実際に歩いてみると「意外と逃げたな~」とか「すぐ捕まったか~」とか想像できて面白いのでおススメです!

 

【アクセス】

・生麦事件発生現場

 

・生麦事件碑(最終地点)

 

東海道五十三次を歩く!「東海道はハトも歴史も多い!」

 

 

東海道をひたすら歩くのは初めてですが、一日目から歴史が多くて最高でした。

 

そして意外に東海道には歴史が集中していることを知りました。

 

 

 

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1日目の歩行距離は約37km。

東京日本橋から神奈川県の保土ヶ谷まで歩きました。

 

次回は2日目保土ヶ谷スタートです!

 

【2日目に関連する記事】

www.sho0310.com

 

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