【東海道五十三次を歩く!番外編】箱根の天気が雨なら歩かない方がいい!
こんにちは。しょう(@shos_history)です。
まぁまぁ良い笑顔での箱根越えスタートなんですけどね。
まさか数時間後にこんな顔になるなんて誰が想像できたでしょうか。
1つ言えるのは…
箱根の天気が雨なら歩かない方がいい!ということです!
今回の記事はリアル体験をもとに箱根の雰囲気を味わってもらうと同時に注意喚起をする内容となっています。
そもそもお前なんで箱根歩いてたんだ?と気になった方はこちらの記事をチェックです!
これから箱根を登山したりして歩く場合に参考になれば幸いです。
東海道の難所「箱根」とは?
箱根とは静岡県に近い神奈川県にある地域のことで、その地に箱根峠という東海道随一の難所があります。
大昔から難所と言われていて、江戸時代には旅人たちも苦労した場所です。
ただ温泉地帯でもあることから観光地としても有名です。
東海道で一番の難所ということで、僕はこう呼んでいます。
ラスボス!
普通のゲームであればラスボスといえば最後に出てくる強キャラです。
ドラクエでいうところのゾーマ。
ドラゴンボールでいうところのフリーザです。
※とても下手な手書きなので分からなかったらすいません!
東海道を歩く人にとっては一番の強敵がこの箱根峠で、箱根峠を越えたらあとはスライムとかの雑魚キャラということなんです!
江戸時代に整備された五街道の1つ東海道は東京と京都を結んでおり、必ず箱根を通ることになります。
京都から歩いて江戸(東京)に向かう人は最後にして最大の難所。
江戸から歩いて京都に向かう人は最初にして最大の難所。
つまり江戸から歩く人は最初にラスボスと戦うというRPG失格の欠陥内容になっているのです。
どうせ難所とか言っておきながら大したことないだろうと思いながら挑んでみました。
【東海道五十三次を歩く!番外編】箱根の天気は雨、道は石!
東京から京都まで歩く企画を始めて4日目。
4日目の歩いた記録記事はこちらになります!
早速、箱根の旧街道を歩き始めたんですが、、、
めちゃくちゃ足場が悪いんですよ。
岩がゴロゴロしてます。
もはや普通の登山ですね。
とりあえず歩いていると、さっきよりは整っている道が見えてきました。
これが石畳です。
写真を見てもわかる通り、石でできた道のことです。
江戸時代の箱根の道は雨や雪のあとは大変で旅人は膝まで浸かってしまうほどの泥道を歩かなければいかなかったため竹が敷かれました。
しかし、毎年竹を調達する労力と費用が膨大だったため1680年に石で道を作ることにしたのです。
その当時の姿がこれです。
確かに道が整備されてるだけマシなんですけど、、、
雑なんですよね!
石1つ1つが高さも大きさも均等なわけではなく、しかも乱雑に置かれているのでむしろ歩きづらいレベルなんです。
何回も足を持っていかれました!
歩いていて思ったんですよ。
「階段って知ってる?」と。
昔からお城とかに階段があったので、階段くらい作れるはずなんですよ。
それなのに階段を作らず、石を乱雑に置いて歩きづらい道にしてるのはなんですかね?
などと江戸時代の人たちにクレームを入れる男。
でも石畳を乗り越えたらあったんですよ。
階段が。
マジで今までの人生で最高の輝きを放った階段でした。
もちろんトイレスポットもあったので休憩も挟んでます。
トイレの歴史が気になった方はついでにどうぞ!
昔の旧東海道沿いにはこんな感じでいたるところに昔の宿場(サービスエリア)風のトイレスポットがあるのであまりトイレには困りません。
もうだいぶ終わった雰囲気出してたんですけど、
まだ全然ありそうでした。
さすがにこの顔です。
そして奴がまた現れます。
そう。
石畳です!
「マジか…」と思いながらも登りました。
よし終わった!
と思ったら絶望の看板が見えてきます。
親の顔より見た石畳です。
ただ、ここからの石畳はちょくちょく2択問題を出してくれるんですよ。
AとBどちらの道を通りますか?と。
もちろん男は迷わずAです。
そこはBだろ…
真面目な話、この時点で既にノリでBを選んでるほどの余裕はもうありませんでした。
石畳を歩いたり、普通の道を歩いて少しホッとしたりしていると、
雨が降ってくるんですよ。
傘探すんですけどね。
無いんです!
持ち物を最小限に抑えるために置いてきてしまいましたが、よく考えたら17日間歩いて全日晴れなわけないですよね。
しかも箱根の天気が雨ということは途中で調べていて知っていたんですけど、東京の雨予報の時を思い出して、「どうせ大したことない」と思っていたんです。
そしたら台風並みの大雨。
さっきの2択の石畳以来全く写真が出てこないことから察してください。
マジでやばくて写真撮ってる場合じゃなかったのです。
箱根の天気の雨はそこらへんの雨とはレベルが違いすぎました。
大雨と強風によるもはや台風並みの状況に加えて、歩いている道は覚えてますか?
そう。
歩きづらい石の道、石畳!
大雨の影響で石が濡れて滑りやすくなっていて足場が最悪なコンディションなのに加えて、強風で身体が飛ばされるのでもう世紀末です。
箱根を少し降りたところに幸運にもコンビニがあったので、昼食&休憩&装備品購入(傘とホカロン)したんです。
ついでにコンビニの歴史もどうぞ!
しかし
買って3分で傘が死にました!
そして強風で鼻水もごっそり出るし、前に進めなくてこの顔です。
この大雨の中でブログのためになんとか振り絞って撮った一枚です。
その後も雨は続き、しかも夜に近づいてきて箱根が本領発揮してきました。
霧が出てきてマジで夜になったら死ぬ!と思いました。
ポジティブマシーンの僕がここまで思うレベルなのでガチでやばいです。
ただRPGっぽい幻想的な雰囲気だったことは確かです。
【東海道五十三次を歩く!番外編】箱根の天気が雨なら歩かない方がいい!
最終的に真っ暗になる手前で山を抜け出せました。
最初は余裕すぎて写真撮ったり動画撮ったりしていたレベルでしたが、雨が箱根をパワーアップさせました。
箱根+雨は最悪のコンビネーションです!
箱根の天気がただの雨なのになぜ大雨で強風になったかあとで調べて分かったのですが、湖があるところは強風が吹くらしいです。
理科はさっぱりなので原理はよくわかりません。
箱根当日の天気予報が雨なら歩かない方がいいかもしれませんね!
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