おかゆなれきし

歴史に少しでも興味を持ってもらったり、面白いと思ってもらえるように歴史を話すブログです。

東京から京都までの旧東海道で一番多い落し物は何か気になったので歩いて検証してみた!

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こんにちは。武蔵国出身のしょう(@shos_history)です。

 

※武蔵国とは…

大昔は埼玉・東京・神奈川の一部が1つの国で、その時の名称が武蔵国。

 

このブログの筆者は隙あらば歴史ネタを突っ込んでくるので悪しからず。

 

突然ですがみなさん。よく道端に手袋とか靴下とか色んな物が落ちてるところを見たことありませんか?

 

 

僕はよく見ます。

 

なぜか人って物を落としてしまうんですよね。

 

僕も折り畳み傘の袋をよく落とします。

 

落とす度に毎回レジ袋にいれて仕方なく保管しています。

 

 

そんな時にある疑問が浮かびました。

 

 

江戸時代から多くの人に使われていた旧東海道を東京から京都まで歩いたら何が落ちてるんだろうか?と。

 

 

一番多い落し物は何か?と。

 

 

まだ誰も旧東海道を歩いて落し物を調べた人はいないので、もしかしたら歴史的発見があるんじゃないかと思って検証してみることにしました。

 

※この企画は東海道五十三次を歩く!という企画の1つとして行った裏企画の1つです。

 

東海道五十三次を歩くってなんやねん!ってかたはこちらの記事をチェックです!

www.sho0310.com

 

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京から京都までの旧東海道で一番多い落し物の検証ルール!

 

もちろんどこからどこまでが落し物なのかという線引きをしっかり決めないと後々混乱する未来が見えるのでここで決めておきます。

 

・明らかに捨てられているものは落し物としてカウントしない!

 

→ゴミ置場にあるものや捨てたと思えるものに関しては落し物ではないとします。

 

・2つで1つセットのものは1つでも落ちていれば1つとしてカウントする!

 

→手袋とか左右1セットもので、揃って落ちていた場合は2つとしてカウントします。

 

・僕が通った道だけを検証範囲とする!

 

→実は反対の道にあったとかは気にしないことにしました。そこまで細かくやってたら日が暮れるどころか一年経ちます。

 

これだけ決めておけば安心です。

 

ではさっそく検証スタートです!

 

東京から京都までの旧東海道で一番多い落し物【前半 東京〜静岡】

 

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スタートは江戸の日本橋。

 

日本橋は江戸時代に徳川家康による街道整備の際に架けられた橋で五街道(東海道やら中山道やら)の起点です。

 

 

 

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天気は快晴。

 

日本橋から歩き出し、ついにホイッスルが鳴ります。

 

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人が多いのでワンチャン落ちてないかなと期待してましたが、意外と落ちてない!

 

 

東京の旧東海道沿いには落し物ありませんでした!

 

 

初めての落し物を見つけ、試合が動き出すのは神奈川県の横浜市に入ってから。

 

写真を撮り忘れてしまいましたが、セーター、セーターです。

 

落し物をマジマジと見て写真を撮ることが恥ずかしかったというのはここだけの話です。

 

写真の代わりに、手作りイラストで当時の状況を振り返ってみましょう。

 

 

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※なんとなく分かってもらえればOKです。

 

とりあえず神奈川でセーター1着見つけました。

 

 

 

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その後には神奈川同じく横浜市で今度はマフラーを発見。

 

ここまで優勝候補の手袋が全くないです。

 

そもそも落し物が全然ないんです。

 

内心撮れ高が無くて焦ってます。

 

 

 

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大昔から東海道の難所と言われている箱根。

 

 

 

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箱根の県道沿いには左手袋が1つありました。

 

ここに来てやっと優勝候補の手袋が動き出しました。

 

 

 

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箱根の山中では左足の靴(紐なし)が落ちていました。

 

 

 

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よくみてみると東京原宿で生まれたスニーカーブランド「MAD FOOT(マッドフット)」のようです。

 

 

サイズは…

 

 

 

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どうやら26.5のようです。

 

歩いていたら片足だけ脱げて気づかずに歩いていってしまったのでしょう。

 

そりゃあ靴紐がないので脱げて当然です。

 

箱根を無事に抜けて静岡県に入りました。

 

その間に雨がやばくて傘2回も買いましたよ。

 

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袋井市ではさっそくダウンジャケットが一着落ちていました。

 

この寒い季節に服を脱ぎ忘れることがあるんですね。

 

 

 

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磐田市では左手袋(軍手も手袋扱いで)。

 

やはり、さすがは優勝候補手袋です。

 

 

 

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そして片足分の靴下。

 

どうしたら片足の靴下落とすんだろうか…

 

 

 

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磐田市の終わりあたりで右手袋。

 

序盤は全く落ちてなかったのに箱根を越えてから急に落し物率が増えてきました。

 

落し物が田舎に多いとすると、箱根から西の静岡からが田舎なのかもしれません。

 

 

ここで前半終了です。

 

前半を振り返ってみましょう。

 

 

 

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神奈川県から落し物が見えてきて、箱根を越えてから急に増え出しました。

 

前半を終えてリードしているのは手袋の3点。

 

他のマフラー、セーター、ジャケット、靴、靴下は1点ずつです。

 

さぁ後半戦でどうなるのでしょうか!

 

東京から京都までの旧東海道で一番多い落し物【後半 愛知〜京都】

 

泣いても笑っても最後。

 

後半戦が今スタートです!

 

 

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愛知県の豊橋市でまずは軽いジョブのように手袋発見です!

 

ちなみに右手袋です!

 

そのまま三重県の亀山市に入りました。

 

 

 

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ここでも手袋です。

 

もちろん右手袋です。

 

 

 

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こちらは関宿です。昔の街並みが今も綺麗に残っている地域です。

 

その関宿を抜けた先で手袋ラッシュです。

 

 

 

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左手袋と右手袋です!

 

どれも別の種類の手袋なのが不思議です。

 

 

そして東海道の難所の1つ、箱根に次ぐ難所と言われている鈴鹿峠を抜けて滋賀県に入りました。

 

忍者で有名な甲賀市です。

 

 

 

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ここぞとばかりに手袋です。

 

もちろん右手袋です。

 

忍者の里と言う割にはめっちゃ普通の軍手でした。

 

何を期待してるの?

 

 

 

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湘南市では手袋がセットの状態で落ちてました。

 

写真では片方だけですが、この奥にもう1つありました。

 

片方落として片方残ってた時の虚無感を考えたら、むしろ1セット丸々落とした方が清々しい気持ちでしょうね。

 

 

 

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そして琵琶湖が見渡せる大津市にやってきました。

 

京都までもう少しです。

 

最初は落し物をマジマジと見て判別して写真を撮ると言う行為が恥ずかしかった頃の自分。

 

この企画と旅を通して、恥ずかしさがいつの間にか無くなっていました。

 

 

 

まさに成長です!

 

 

 

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そんなことを思いながら歩いていると最後の手袋に出会いました。

 

まさかこの手袋が最後になるなんて思っていませんでした。

 

今思うと、あいつ(手袋)に「ありがとう」くらい言っても良かったと思います。

 

この手袋は左か右か判別できない手袋でしたが、左な気がします。

 

手袋の指の部分の毛がごちゃごちゃしていたので、その面で使ってる証拠なのでは?と思ったからです。

 

これも東京から落し物をマジマジと見てきた成果ですね。

 

このまま旧東海道の終点「京都の三条大橋」に到着。

 

無事に旧東海道を歩く旅が終わり、この落し物企画も終わりました。

 

後半を振り返ってみましょう!

 

 

 

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後半は手袋しか落ちてませんでした。

 

手袋多すぎ問題…

 

東京から京都までの旧東海道で一番多い落し物【結果発表】

 

それでは東京から京都までの旧東海道で一番多い落し物は何か検証した結果を発表します。

 

一番多かった落し物は…

 

 

手袋です!

 

知ってた。

 

こちらが全体順位になるので確認してみてください。

 

 

 

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一番多い落し物はやはり手袋でした。

 

 

しかし、僕は今回の検証ですごいことに気づきました。

 

 

1つ目は、手袋は右のほうが落ちているということです。

 

日本人が右利き率が高いからでしょうか。

 

右で何かするときに右手の手袋だけ外すと仮定すると、右手袋だけ落ちてしまうのも分かる気がします。

 

 

2つ目は、季節ものが落ちているということです。

 

今回は3月末〜4月頭にかけて歩きました。

 

いわゆる冬の寒さの残る春の季節です。

 

だから防寒対策のものが多く落ちていたんだと思います。

 

 

そこで僕は気づきました。

 

もしパンツ一丁で日本橋から旧東海道を歩いたら、

 

 

京都に着く頃には

 

 

防寒対策バッチリになっていると!

 

 

 

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これは歴史的発見です。

 

いつかパンツ一丁スタートとか季節を変えて落ちてるものが変わってるのかとか検証してみたいですね。

 

 

 

 

 

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あれ?

 

 

 

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あれ?

 

 

 

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無いぞ…

 

 

 

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折りたたみ傘の袋しかねぇ!

 

 

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折り畳み傘の本体をどこかに落としてきたようです。

 

おわり

 

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