おかゆなれきし

歴史に少しでも興味を持ってもらったり、面白いと思ってもらえるように歴史を話すブログです。

【東海道五十三次を歩く!13日目】歴史を語っていても耳を傾けないと聞こえない!

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こんにちは。参勤系男子のしょう(@shos_history)です。

 

3月18日からついにスタートした東海道五十三次の旅略して一人参勤交代。

 

 

~これは現代文明(飛行機や新幹線など)があるにもかかわらず、それらを使わず東海道五十三次を自分の足で歩くというよくわからない企画の記録である~

 

今回は13日目愛知県の名古屋市からのスタートです。

 

前回の12日目の記事を読んでいない方はこちらをチェックです! 

 

www.sho0310.com

 

東海道五十三次を歩く!「埋立地だと歴史観光ができない!」

 

今日は名古屋市の埋立地からスタート。

 

元々は海だったところを歩くのは不思議な気分です。

 

そして元々海だったので観光できるような歴史なんてあるわけもなく、ただひたすらに歩きます。

 

もちろん埋め立てられてからの歴史は何かしら存在すると思うんですけど、僕が興味を持つような歴史はないでしょう。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508161705j:plain写真は偶然海沿いを歩いた時の写真です。

 

なんか小さい鳥がいっぱいいました。

 

これから桑名に向かうんですが、かなり遠いので一旦休憩を挟みます。

 

 

あの〜、全く歴史関係ない話していいっすか?

 

ファミリーマートのホットスナック買った時におなじみの黄色い袋に入れて渡されるじゃないですか?

 

 

 

f:id:shoooy:20190508161856j:plainここに「メモ」と書かれたスペースがあるんですけど、これ何に使うんだろう…って急に気になりました。

 

 

これ何に使うと思います?

 

 

 

調べてわかったんですけど、どうやら、、、

 

 

 

従業員がこの袋には何入れたかとかメモするために使う場所のようです。

 

要するに従業員用のメモスペースなんです!

 

面白いけど歴史全く関係ねぇ…

 

歴史観光できないのでこういうちょっとしたことが気になってしまいました。

 

東海道五十三次を歩く!「桑名宿の歴史を語る公園」

 

そんなこんなで歩いていると、ついに桑名に到着しました!

 

ここ桑名宿は隣の宮宿と七里の渡しとして船で繋がっていました。

 

海沿いということで港町として大いに賑わっていたそうです。

 

 

 

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桑名についてまず通ったのはこの住吉神社です。

 

大阪にある住吉大社から勧請(住吉大社の神の分身を分けてもらう)して建立されました。

 

住吉大社といえば航海安全の神、海の神で、港町の桑名にフィットする神様です。

 

住吉大社ののれん分け的な神社ですが、しっかり立派な神社でした。

 

 

 

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元旦には初日の出がこの鳥居の真ん中から上がることから初詣の人気スポットにもなってるようですよ!

 

 

 

f:id:shoooy:20190508162403j:plain蛇口が龍になっててかっこよかったのでパシャり。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508162536j:plainこちらが昨日の夜に訪れた宮宿のやつと同じで七里の渡しの桑名宿側の船着場です。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508162601j:plain出典:Wikipedia

 

東海道五十三次と同じ感じに撮ってみましたがいかがでしょうか?笑

 

 

桑名城と船着場のしっかり見てから先に進むと、

 

「歴史を語る公園」に到着しました。

 

名前がすごいのでとりあえず歩いてみると、、、

 

 

 

f:id:shoooy:20190508162733j:plain当時の再現をしてるかのように船着場があったり、

 

 

 

f:id:shoooy:20190508162754j:plain石垣は当時のものなんでしょうか。

 

歴史を感じれるいい公園でした。

 

歴史を語るとは…

 

 

この後に新事実が発覚します。

 

東海道五十三次をモチーフにして作られた公園が歴史を語る公園だったのです!

 

 

 

つ・ま・り!

 

 

 

僕自身はこの時気付いてませんでしたが、、、

 

 

この公園は縮小版東海道五十三次だったのです!

 

 

どうりで途中に富士山とか京のゴールにある橋のようなものとかあったわけです。

 

この公園はしっかり歴史を語ってくれていたんですね。

 

僕が耳を傾けて歴史を聞いてませんでした。すいません!切腹します!

 

【歴史を語る公園へのアクセス】

 

東海道五十三次を歩く!「力石は子供用ならなんとか持てそう!」

 

歴史を語ってくれていたのに歴史を聞こうとしなかった自分に「何やってんだ俺は…」と少し思いながら歩いていると、

 

 

 

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赤信号ですね。

 

もちろん赤なので止まります。

 

 

 

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そして意外と早く車の信号が黄色になったので渡れると思いました。

 

 

 

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f:id:shoooy:20190508163149j:plainん?

 

 

あれ?

 

 

車側の信号が全く赤になってくれないんですけど。

 

黄色信号が点滅してるだけなんですけど。

 

試しに歩行者専用の信号を見ていると、

 

 

 

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赤です。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508163559j:plain紛れもなく赤です!

 

上を見ても、

 

 

 

f:id:shoooy:20190508163149j:plain黄色。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508163220j:plainそして消えて、、、

 

 

 

f:id:shoooy:20190508163149j:plainまた黄色です。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508165557j:plain……

歩行者を渡らせる気ないですね。

 

記憶が定かではないですがどうにかして渡りました。

 

世界には僕らの常識を超えた信号機が数多くあることを知ったのもこの旅の経験でした。

 

雨もまぁまぁ降っていた中で頑張って歩いていると、ついに四日市に入りました。

 

そんなに面白い歴史観光できる場所がなく、ひたすら歩いている僕の足を止めるものがありました。

 

お!食べ物か?

 

違います。

 

 

石です!

 

 

はぁ?

 

もちろんただの石ではなく、力石という石です。

 

 

明治時代の中頃、この村の寺の再建にあたり、その土台となる石や再建を手伝う人が集まりました。

 

その寺の再建手伝いの休憩時に、土台石を使って体力試し(力試し)に持ち上げ競い合ったのです。

 

筋トレでどっちが重いバーベル上げられるか勝負するやつに似てる…

 

 

 

f:id:shoooy:20190508164323j:plainその土台石がこの力石です!

 

重さは約120kgで、肩越しまで持ち上げた化け物はさすがにいなかったようです。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508164518j:plainちなみに写真左下にポツンとある小さな石はおそらく子供用の力石です。

 

重さは約19kgなので、これなら僕でも持ち上げられそうです。

 

当時はゲームなんてないのでこういう遊びが流行ったんでしょう。

 

東海道五十三次を歩く!「笹井屋のなが餅は歴史も長い!」

 

そしてやってきました!四日市宿です。

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f:id:shoooy:20190508164755j:plainここは東海道五十三次でもおなじみの三滝川と三滝橋です。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508164830j:plain出典:Wikipedia

 

当時と雰囲気が似てますね。

 

 

そして三滝橋を渡り終えると待っているのは笹井屋です。

 

 

 

f:id:shoooy:20190508165104j:plainこちらは創業1550年の老舗です。

 

つまり店が開いてから470年ってことか!

 

織田信長のいた時代ですね。

 

銘菓は「なが餅」というアンコの入った細長い餅です。

 

戦国武将で築城の名手と言われた藤堂高虎とうどうたかとら (愛媛県の今治城や京都の二条城を手がけたすごいやつ)が足軽の頃に食べた際に、

 

 

「武運の長き餅を食うは幸先良し!」

 

 

と言って美味しさに絶賛したと言います。

 

「長い」が縁起に良かったのも喜んだもう1つの理由かもしれませんね。

 

そしてそして!

この四日市宿にある一里塚でついに日本橋から100里目です!

 

1里で約4kmなので、400km地点に到達です!

 

ゴールが見えてきました!

 

 

 

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今日は約38km歩き、四日市まで来ました!

 

だいぶ歩いてきたためか、30km越えても全然余裕で歩ける不思議です。

 

【14日目の記事】 

 

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