おかゆなれきし

歴史に少しでも興味を持ってもらったり、面白いと思ってもらえるように歴史を話すブログです。

聖地を歩くだけで普通に歴史観光になってる説を『天気の子』で検証!

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祈りながら失礼します。「100%のフリーター男」しょう(@shos_history)です。

 

今映画『天気の子』のモデルになったと言われている場所の1つにいます。

 

 

要するに聖地です!

 

 

映画に実在する場所が出てきたら、その場所を巡る「聖地巡礼」は今や当たり前の現象となっています。

 

本来の意味の聖地とは違うような…

 

こんなのが聖地?ってイエス・キリストもびっくりするだろうな。 

 

 

ということで実際に聖地をいくつか歩いてみて、その場所や建物の歴史を解説してみようと思います!

 

今回は僕の中でも、日本でも話題になっている『天気の子』で説の検証をします。

 

天気の子については合わせてこちらの記事もチェックです! 

www.sho0310.com

 

では行ってみましょう!

 

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『天気の子』の聖地を歩く①「気象神社」

 

f:id:shoooy:20191006022045j:plain高円寺駅南口から歩いて2分のところに『天気の子』の聖地の1つ「気象神社」はあります。

 

写真には氷川神社と見えますが、その氷川神社に入ってすぐ右に進むと気象神社がおまけのような形で存在しています。

 

まさに神社のハッピーセットです。

 

 

f:id:shoooy:20191006022246j:plainこちらは氷川神社。今回は関係ないので軽くお参りして気象神社の方へ向かいます。

 

 

f:id:shoooy:20191006170544j:plain日本唯一の気象の神社といわれる気象神社は戦前の日本陸軍の気象部(気象に関する研究や教育をするところ)の構内に造営されていました。

 

神社のホームページには

気象観測員が気象予報の的中を祈願したといわれています。…

と書かれています。

 

つまり当時の気象観測する人たちは天気予報の的中を神頼みしてたんです!

 

たった70年前はまだまだ神頼みも当たり前のことだったのかもしれませんね。

 

そんな気象神社は戦後にこの氷川神社にやってきて今に至るということです。

 

 

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気象の神社ということで絵馬が下駄になってます!

 

本当に下駄だ…!

 

気象観測技術がなかった昔は脱ぎ飛ばして着地した下駄が表か裏かで天気を占っていたので、それをモチーフにしているのでしょう。

 

 

f:id:shoooy:20191006170636j:plainちなみに裏は二枚歯でしっかり下駄を再現していました!

 

もし何か予定があって晴れてほしい時はこの神社を訪れて祈ってはいかがでしょうか?

 

【気象神社へのアクセス】

 

『天気の子』の聖地を歩く②「代々木会館」

 

f:id:shoooy:20191006163153j:plain代々木駅北口から歩いて1分ほどのところに『天気の子』の聖地の1つ「代々木会館」はあります。

 

検索してもらうとわかるんですが、1つだけ明らかに時代遅れな建物でした。

 

 

昭和100%のビルだったんです!

 

 

1964年の東京オリンピックの頃に建てられたようですが、正確にいつ建てられたのかはなぜか分かっていないようです。

 

おそらくオリンピックの賑わいを狙って建てられたものだと思います。

 

 

f:id:shoooy:20191006163253j:plain今は完全に解体作業に進んでいて何も見えませんが、奥に見えるドコモタワーと共にそびえ立っていたその姿はまさに時代の移り変わりを象徴していたことでしょう。

 

まだ形だけは残っているので、完全になくなる前に"昭和"を見ておくといい思い出になるかもしれませんよ?

 

【代々木会館へのアクセス】

 

『天気の子』の聖地を歩く③「田端」

 

f:id:shoooy:20191006163535j:plain田端駅南口すぐのところに『天気の子』に何度も登場した聖地の坂があります。

 

とても静かな雰囲気の場所です。

 

 

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ただ、横に線路があるので電車が通ると音がまぁすごいです。

 

田んぼの端を開発してできたので「田端」と呼ばれるようになったといわれています。

 

15分ほど歩くと「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」で有名な正岡子規が眠っている大龍寺もあります。

 

静かに東京都心近くで観光したい方は田端オススメです!

 

【大龍寺へのアクセス】

 

『天気の子』の聖地を歩く④「のぞき坂」

 

f:id:shoooy:20191006164006j:plain雑司が谷駅3番出口から歩いて3分ほどのところに『天気の子』の聖地の1つ「のぞき坂」はあります。

 

坂上からの景色はこの通り。

 

 

f:id:shoooy:20191006164025j:plain全く下が見えません!

 

覗き込むようにしないと下が見えないことから「のぞき坂」といわれるようになったそうです。

 

東京都内の坂の中でもトップクラスの急坂と呼ばれています。

 

名前のネーミングセンス的に江戸時代からの坂っぽいですが、車とかがない江戸時代にここを登るのは一苦労だったことでしょう。

 

みんな転がり落ちてそう…

 

おむすびころりんできるな。

 

あまりに急な坂なので逆に景色としてはかなり見栄えがいいです。

 

東京屈指の急坂をぜひ一度のぞきに来てみてください!

 

変なところは覗くなよ?

 

【のぞき坂へのアクセス】

 

『天気の子』の聖地を歩く⑤「朝日稲荷神社」

 

f:id:shoooy:20191006165604j:plain銀座駅A13出口から歩いて1分ほどのところに『天気の子』の最大の聖地「朝日稲荷神社」があります。

 

 

建物の屋上に神社がある謎仕様の神社です。

 

 

映画では代々木会館の屋上に設置されてる設定ですが、実際はよくわからないビルの屋上です。

 

 

f:id:shoooy:20191006165833j:plainビルの屋上でお参りするので不思議な感覚になります。

 

幕末のペリーさんが軍艦背負ってやってきた頃に安政の大地震という日本各地で大地震がおきていました。

 

ペリー来航についてちょっと気になった方はこちらも合わせてチェックです!

www.sho0310.com

 

その地震によって倒壊して堀の中に沈んでいったのですが、関東大震災によって堀の底から「こんにちは!」と復活を遂げたので再建したそうです。

 

ペリーに地震という幕末の江戸幕府さんがさすがにかわいそうすぎる…

 

屋上に拝殿(拝むところ)があるという珍しい場所に一度訪れてみてはいかがでしょうか?

 

どうやって屋上に行くの?

 

 

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エレベーターです!

 

【朝日稲荷神社へのアクセス】

 

『天気の子』の聖地を歩くだけで普通に歴史観光になってる!

 

今回は『天気の子』の特に有名な5つの聖地を歩いてみました。

 

『天気の子』という作品を見なかったら知ることもなかった場所を知れたことが聖地を歩く良さの1つかもしれません。

 

そして僕がよくいう「すべてのものに歴史はある」という言葉通り、やはり何かしらの歴史は存在していました。

 

 

まさに歴史観光になってたんです!

 

 

ということで、聖地を歩くだけで普通に歴史観光になってる説は、、、

 

 

立証です!

 

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