おかゆなれきし

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飲みづらかったチョコレートを出世させたココアとバンホーテン!

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こんにちは。しょう(@shos_history)です。

 

チョコレートについて調べててふと思ったんですよ。

 

 

 

チョコレートとココアって何が違うの?

 

 

そこにはどうやら歴史が絡んでるようなので今回はチョコレートとココアの違いと一緒にチョコっと歴史を解説していきます!

 

めちゃくちゃ濃くて面白いチョコレートの歴史を知りたい方はこちらの記事も合わせてチェックです!

www.sho0310.com

 

飲みづらかったチョコレート!

 

アメリカ大陸からコロンブス(誰もが知ってるはずの有名人)かコルテス(トマトを広めたと言われている人物)か誰かがチョコレートの原料カカオ豆をヨーロッパに持ってきました。

 

その頃のアメリカ大陸でのチョコレートの飲み方はすりつぶしたカカオ豆に唐辛子とか入れて水で溶かしたような間違いなく美味しくないチョコレート飲料でした。

 

ただの苦くて辛くて黒くてドロドロしたやつだと思われる…

 

罰ゲームで飲むような見た目の飲み物が想像できる…

 

そんなチョコレート飲料にヨーロッパ人はさすがに美味しくないことに気付いたのか、砂糖を入れ出します。

 

なんとか飲めるようにはなったものの、結局唐辛子がベンチに入って砂糖が入った程度。

 

 

ドロドロしてるのは変わりません。

 

 

そのため、水は必須でした。

 

 

そのドロドロの正体こそが油であり脂肪である「ココアバター」でした。

 

脂肪が多いためドロドロ感が半端なかったのです。

 

水と油っていうくらいだしね…

 

そりゃあ溶けるはずがないわ…

 

チョコレートを出世させたココアとバンホーテン!

 

さすがにドロドロすぎるし飲みづらさの頂点だったチョコレートを飲みやすくするために立ち上がった人物がいました。

 

それこそがオランダ人のバンホーテンという人物です。

 

彼はすりつぶしたカカオに含まれるドロドロの正体ココアバターを搾り取れる機械を発明して、取れるだけ油を搾り取ることに成功しました。

 

さらにすりつぶしたカカオ(もちろん取れるだけ油を搾り取り済み)をさらに粉状にして、お湯に溶けやすいあるものを発明します。

 

 

 

それがココアパウダーです!

 

 

このバンホーテンさんは相当ドロドロのチョコレートを飲むのが嫌だったんでしょう。

 

油取り除くやつを開発したあたりがチョコレートガチ勢だ…

 

もう気付いたかもしれませんが、このバンホーテンさんが作った会社が今でもココアで有名なバンホーテンです!

 

 

とにもかくにもココアの登場によってやっとチョコレートが飲みやすくなったのでした。

 

そうです。

チョコレートとココアの大きな違いはココアバターの有無くらいだったのです!

 

正確には、、

・チョコレートはすり潰したカカオにココアバターとかミルクとか砂糖を入れたもの。

・ココアはすりつぶしたカカオ豆からココアバターをだいぶ取り除いたもの。

 

チョコレートとココアは歴史で繋がってる!

 

チョコレートとココア。

 

一見違いがわかりづらいものでしたが、脂肪のココアバターがあるか無いかという意外な違いがあり、それにはバンホーテンと歴史が絡んでました。

 

名前だけ聞いたことあったけど、まさかココアの生みの親だとは思いませんでした。

 

今度バンホーテン買ってきます!

 

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