歴史好きが超絶分かりやすく教える!食事は少食で腹八分目に抑えろ!
どうも、最近少食になった気がするしょうです。
みなさんはご飯を食べる時は満腹になるまで食べますか?
それとも満腹になる手前の
実は腹八分目まで食べる方が満腹まで食べるよりも健康にいいそうです!
そのことを江戸時代に広めた人がいました!
それが
なんか貝が好きそうな名前…
貝原益軒はなんと言っていたのか、腹八分目が健康にいい理由は何か。
今回はそんな疑問を歴史好きが超絶分かりやすく話します!
貝原益軒 って誰?
正直、詳しく知る必要はありません。笑
今風に言うと肩書きがいっぱいある、いわばいろんなことに挑戦した人です。
彼は多くの本を書いていますが、それらの本はどれも分かりやすく誰でも理解できるように書かれているのが特徴です。
とりあえず、色々なことしていた頭の中が宇宙のすごい人だけど本はめちゃくちゃ噛み砕かれて分かりやすく書いている人だと思っておいてください。笑
ちょうど江戸時代は人々が健康を意識し出しており、「健康」というワードは時代のニーズだったのです。
江戸時代と健康について気になった方はこちらをチェックです!
そのニーズに気付き(気づいて狙ったかどうかは分かりませんw)いち早く本を出しました。
それが『
『養生訓 』から学び知る食事の基本
この頃の江戸は料理ブームであり、健康を意識した時代であったため、もしパソコンがあったら「料理 健康」は検索ワード1位レベルです。
料理ブームについて気になった方はこちらをチェックです!
今回はここで書かれていることのうち飲食の部分に関して少し見てみようと思います。
元気は生命のもと!飲食は生命の養分!
『養生訓』の中に「人の体は元気を天と地から受けてきたものであるが、飲食による養分がなければ元気が無くなって命が保てない。元気は生命のもとであり、飲食は生命の養分である」とあります。
お腹空いていたら元気とかやる気でないし、何も食べなければ死んでしまう!
飲食はそれほどに大事だということです。
「腹が減っては戦はできぬ」という言葉も有名ですよね。
人が生活する上で必要な要素である「衣・食・住」に入る食は昔から変わらず大事だったのです。
食事は少食に!腹八分目まで!
飲食は大事だからと言って食べ過ぎるのはよくありません。
「めったに見ない美味しいものを前にしても、腹八分九分までに抑えること。満腹まで食べたら後々腹をこわしたり病気になる」
「昔から人は飲み食いになると食欲に任せて食べてしまうもの。酒も食も茶も湯も良いと思っても控えて七分八分にするように。」
どちらも別の箇所の文なのですが、
腹いっぱいではなく腹八分目くらいまでにしておけ!満腹まで食べると病気になる!
と言っているのです。
マウスを使った実験で、食べ放題にした満腹マウスと食事を腹八分目に制限された少食マウスでは少食マウスの方が満腹マウスよりもはるかに長生きしたことが証明されています。
それから一定のカロリー制限は細胞の老化を遅らせ、細胞の機能不全によって引き起こるガンや動脈硬化や糖尿病などの多くの生活習慣病の予防に効くということがわかってきました。
つまり腹八分目=少食が健康維持の秘訣ということです!
マウスの実験は1990年に発表されたもので、益軒はそれより約280年前の1712年には本で訴えていたのが益軒のすごさを物語っています。
健康以外に少食をすすめたもう一つの理由!
健康の他にもあるのではないかと自分は考えました。(ここからは自分の予想です!)
それは
当時の日本は寒冷な時代であったため凶作(米獲れない…)や飢饉(極限状態の空腹)が絶えませんでした。
つまり食事ができない状況が多かったのです。
そんな状況だからこそ少食をすすめたのかもしれません。
普段から少食でいれば凶作や飢饉の時もある程度耐えられるからです。
少食をすすめたのは江戸時代に飢饉が多かったため、その時の対策だったのかなとも思いました。
食事の食べ過ぎは注意!
今回は頭の中が宇宙のすごい人
腹八分目だとか少食だとか言いましたが、一番大切なことは食べ過ぎないことです。
どんなに健康なものも食べ過ぎたら逆効果ですよ!
ちなみに貝原益軒は『養生訓』に記したように養生第一を心がけ、85歳という長寿で亡くなりました。
当時の寿命はだいたい50歳くらいですから、かなりの長生きであり、彼自身が腹八分目の良さを証明したことになりました。