短くても想像できる言葉は強いという話を松尾芭蕉の句を例に解説!
こんにちは。しょう(@shos_history)です。
日本には昔から俳句やら短歌やら短い言葉って多いじゃないですか?
短いくせにめっちゃ頭に残る気がするんですよね。
偉人が残した名言も同じです。
どの言葉も状況を想像ができるのです。
「短くても想像できる言葉は強い!」ということです。
メンタリストのDaiGoさんも言っていましたが「状況を想像させる言葉」は人の心を掴むのです。
今回は以前取り上げた松尾芭蕉という人物の句を例に話していきます。
松尾芭蕉の句も短いけど想像できる!
松尾芭蕉といえば人間離れした速度で日本を歩き回った江戸時代の超人です。
間違いなく何かしらの能力を持っています。
松尾芭蕉の超人的な能力について気になった方はこちらです。
この松尾芭蕉という人物は色んな短い句を作り、読んでいました。
「古池や蛙飛び込む水の音」
「夏草や兵どもが夢の跡」
「五月雨をあつめて早し最上川」
どれも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
それもそのはずで、国語の教科書に絶対載っています。
だから必然的に授業で取り上げられるのです。
「古池や蛙飛び込む水の音」は池に蛙が飛び込んで水の音がした!という状況が想像できます。
「夏草や兵どもが夢の跡」は松尾芭蕉が超人的スピードで旅していて岩手県にいた時に詠まれた句です。
昔(平安時代)は藤原氏という強い人たちがここにいたのに今は青く茂った草しかなくて、ここに彼らがいたのが夢のようだという意味です。
「五月雨をあつめて早し最上川」も旅をしていた時に山形県にある最上川の近くで詠んだ句です。
最初は「早し」ではなく「涼し」としていたようです。
芭蕉が最上川を渡っていたら「あれ?流れ強くない?早すぎちゃう?」と最上川が想像以上に急だったことを体験し、「早し」と言葉に変えました。
どれも短いけど、その状況を想像できませんか?
例えば「古池や蛙飛び込む水の音」は「古池」、「蛙飛び込む」、「水の音」と状況の言葉で構成されています。
この句が「蛙が飛んでいる」という言葉だったら、状況を想像できますか?
できませんよね?
「どうゆうこと?」ってなるはずです。
状況を想像できる言葉が短い言葉の中にたくさん入っているから想像しやすいのです。
想像しやすい言葉は人の心を掴みやすい、つまり強いのです。
短くても想像できる言葉は強い!
今回は松尾芭蕉の言葉を参考にしましたが、確かに短くても想像できる言葉は強いです。
このことはtwitterなどのSNSでも活用できます。
想像しやすい言葉は人の心を掴みます。
つまり共感され拡散されやすいということでもあります。
松尾芭蕉がtwitterをやっていたらバズを連発していたことでしょう。
みなさんもとりあえず5・7・5で短い句でも作って短い言葉の練習をしてみましょう!
眠すぎる
ああ眠すぎる
眠すぎる
作:自分
眠いということがすごく伝わる句だな…
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