おかゆなれきし

歴史に少しでも興味を持ってもらったり、面白いと思ってもらえるように歴史を話すブログです。

なぜこんなに花粉症が流行しているのかの答えは歴史にあった!

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こんにちは。まだ花粉症になっていない超人ことしょう(@shos_history)です。

 

いゃどうみても花粉症でしょ…

 

たまたまこの季節が寒いので鼻水が出てくるだけです。

 

小さい頃から別に家から出ないインドア派だったわけではなく、むしろサッカーやら陸上やらでひたすら外に出ていたのに花粉症にかかっていません。

 

 

 

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これを超人と呼ばずになんて呼ぶのでしょうか?

 

 

最近では3人に1人は花粉症とも言われるくらい身近な日本の国民病です。

 

 

現在の日本の人口が1億3千万人。

 

3分の2の約1億人が花粉症にはなっていない超人です。

 

約4300万人が花粉症でスギやらヒノキを憎んでいると思います。

 

歴史上の誰よりも恨まれてそう…

 

あなたはどっちが好き?とアンケートをとれば間違いなく…

f:id:shoooy:20190309145555j:plain100対0で諭吉が勝ちます。

それくらい恨まれてます。

 

※勝手な妄想で作ったグラフなので正確性は怪しいです。

 

 

ですが!

 

 

スギやらヒノキによる花粉症は意外にも最近になって流行し出したんです!

 

江戸時代とか戦国時代とか花粉症の記録がないので花粉症なんてなかったようですよ。

 

なんで?

 

ということでなぜ花粉症が流行しているのか、その答えを歴史から探ってみましょう。

 

歴史を知れば花粉症の向き合い方が変わって、意外な対策も見つかるかも!

 

戦前までは花粉症が流行してなかった!

 

スギやらヒノキやら大昔から日本にあり、色んな建物に使われていました。

 

飛鳥時代の聖徳太子の建てた1300年以上の歴史を誇る法隆寺もヒノキです。

 

聖徳太子が気になった方はこちらの記事をチェックです!

 

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おかげで世界最古なんて言われてたりします。

 

匂いもいいし、材質もいいし、寿命もすごいという高い性能だからこそ、ずっと使われていました。

 

もちろん木造だったからこそよく燃えてましたが。

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でも実は花粉症らしき記録は残っていないそうです。

 

つまり、昔の人に花粉症はいなかったことになります。

 

もちろんゼロは怪しいですが、限りなくゼロに近いと思います。

 

 

なぜか?

 

 

まず1つは意外と木を重宝しすぎてて山に木が生えてない事案です。

 

東海道五十三次の絵でもいいですが、木が生い茂ってるものを見たことあるでしょうか?

 

 

【神奈川県の平塚】

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出典:Wikipediaより引用

 

 

 【静岡県の掛川】

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出典:Wikipediaより引用

 

まさに禿山です。

 

 

もう電柱レベルに少ないです。

 

 

江戸時代なんて人口が江戸に集中して世界一レベルでした。

 

 

つまり建設ラッシュ。

 

 

さらに火事は頻繁にありました。 

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そりゃあ木が大量に必要です。

 

しかも明治時代もその後も発展や戦争で木材がっつり使うので木が不足です。

 

そもそもの木がないから花粉症になるくらい大量に花粉が飛ばなかったのです!

 

 

しかも、昔の地面は土ですよね?

 

 

江戸時代に地面がアスファルトとかコンクリートじゃないですよね?

 

花粉が飛んでも地面の土と仲良くしてくれます。

 

これがアスファルトとかだったらバウンドして風に乗ってリベンジ攻撃してきます。

 

日本で初めてアスファルトの道路が出てきたのは1878年の東京の神田にある昌平橋で、それ以降に徐々にアスファルトの道路が増えていきます。

 

環境が花粉症を流行させなかったのです!

 

【戦前まで花粉症が流行しなかった理由!】

✅スギやらヒノキやらの木が圧倒的に不足してた!

✅地面が土とかだから花粉がリベンジ攻撃してこなかった!

 

花粉症が流行したのは戦後!

 

太平洋戦争とかの戦争でも木材を使ってしまい、さらには戦争の被害で住宅再建が必要なのに全然木がありませんでした。

 

困った国は1950年に造林臨時措置法を制定して、全国各地に木を植えだしました。

 

 

 

それこそがスギやヒノキでした!

 

 

 

成長スピードが高いため選ばれた一方、20、30年経つと花粉攻撃をしだす木です。

 

1960年代になって「花粉症」が発症した報告が増えだし(この頃はブタクサが主)、1970年代からスギ花粉症患者が急増したと言います。

 

 

まさに大量にスギとか植えだしてから20年後のことです。

 

 

花粉症の流行の裏には戦後の復興の歴史も関係していたのでした。

 

【戦後に花粉症が流行した理由!】

✅戦後の復興で木をたくさん植えて、それが花粉を飛ばすくらいに成長したから!

 

僕が花粉症で花粉症流行の季節がやってきたら!

 

まだまだ花粉症ではないという超人の僕ですが、もし花粉症に発症したら対策が1つだけあります。

 

それは、、、

 

 

 

花粉症の季節だけ沖縄に行く!

 

です。

 

沖縄はスギやヒノキがあまりないのです!

 

さっきの戦後の復興の話を思い出してください。

 

1950年にスギやヒノキをたくさん植えだしたんです。

その頃、沖縄はまだアメリカが統治していて返還されたのは1972年です。

 

 

つまり、日本の政策が及んでないのです!

 

 

だからスギやヒノキが少なく、僕らが住んでいる地域より圧倒的に花粉症の症状が抑えられるのです!

 

まさに歴史から学べる花粉症の対策ですね!

 

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