京都の伝統野菜で気になることあったから電話してみたリターンズ!
どうも、11月がスタートしたと同時に課題が豊富なしょう(@shos_history)です。
先月、野菜×歴史コラボイベントの裏企画として「京都の伝統野菜について気になって電話した」みたいな記事を書いたと思います。
めっちゃ面白いのでぜひ読んでみてください!
イベント後に「なんで昔からある金時にんじんは伝統野菜に入ってないの?」という疑問が浮上したのでそれについて今回は再度電話して聞いてみようと思います。
金時にんじんとは?
にんじんには中国方面に伝わった東洋にんじんとヨーロッパ方面に伝わった西洋にんじんの二種類があり、金時にんじんは東洋にんじんの一種です。
日本で現存する唯一の東洋にんじんとも言われており、今現在よく食べられているにんじんは西洋にんじんです。
別名「京にんじん」とも言われている通り、京都や大阪などの関西圏で昔は栽培が活発でした。
ここで伝統野菜の定義を思い出してください!
京都府農林水産部などによって京の伝統野菜とは、、
・明治以前に導入された歴史をもつもの
・京都府内全域を対象とする
・キノコ類、シダ類(ぜんまいやわらびなど)を除く
・栽培や保存されているもの、及び絶滅した品種も含む
と決められています。
ここで一つ引っかかります。
「明治以前に導入された歴史をもつもの」の部分です。
京都で明治以前から栽培されていたはずなのに「金時にんじん」は伝統野菜に入ってないのです!
京都の伝統野菜で気になることがあったから電話してみた!
金時にんじんが京都の伝統野菜に入ってないのはなぜ??
ということで再びこちらの京のふるさと産品協会という京野菜なら任せてくれ!のところに電話をしました。
もしもし!金時にんじんが京都の伝統野菜に含まれていないのはどうしてですか?
大阪から広まったと言われているので難波の伝統野菜には「金時にんじん」あるんですよ。
なるほど…
大阪では金時にんじんの作ってたよ!という明確な証拠になる文献があるんですけど京都にはないんですよ。だから伝統野菜に入れないんです!
なるほど。前回といい今回もありがとうございました!
終始驚きっぱなしでしたが、結局、明治時代より前から金時にんじんを栽培していた証拠がないというのが理由だそうです。
難波の伝統野菜には入っているといっていて気になったので調べてみたら確かに金時にんじんがいました。
詳しくはこちらの大阪府のホームページをチェックです!
お前!京都にいないと思ったら大阪に浮気してたのか!
なんかにんじんに浮気して逃げられて探してる夫の構図になってて虚しいので、ここまでにしておおきましょう。
前回といい今回といい、電話で直に話を聞くと驚く話がたくさんもらえてとても楽しかったです。
野菜のにんじんよりお菓子のにんじんの方が僕は好きです。(何を今更)
twitterやってます。わかりやすく面白く日々歴史を発信しているのでぜひフォローしてみてください。いつの間にか歴史にハマっていますよ!