生野菜を食べるようになってまだ100年経ってないよ!という歴史の話。
どうも野菜の歴史なら任せろ!と言えるくらいには知識が付いてきたしょう(@shos_history)です。
今や肉と一緒に付いてきたり、スーパーやコンビニで陳列している生野菜の光景は普通だと思いますが、昔は生野菜は食べられていなかったの知ってましたか?
実は生野菜と日本人の歴史は意外にも100年も経ってないとても新しい歴史なのです。
今回はそんな生野菜の歴史について話します。
学校では習わない面白い歴史をどうぞ!
野菜の食べ方の変化の歴史!
江戸時代までの野菜は漬物やおひたしや煮物や汁物に野菜が使われていました。
大河ドラマとか見るとよくわかりますが、生野菜なんて出てきてないですよね?
明治時代になると外国人向けに野菜が提供されてましたが、茹でた温野菜でした。
しかし、日露戦争を機に野菜の食べ方が変わりだします!
日露戦争によって若いコックさんが戦い行ってしまいました。
人出不足のため温野菜を作るために茹でたりする手間が増えて「どうしたものか…」と迷っていた時に、手間がかからない方法として生まれたのがキャベツの千切り、つまり最初の生野菜でした。
それがとんかつにキャベツの千切りが添えられている由来です。
もちろん外国人向けに出していた野菜が生野菜になっただけで、日本で一般的には普及していませんでした。
生野菜の歴史は戦後から!
戦後になり野菜の歴史が大きく動き出します。
日本を占領していた外国人は生野菜の文化があったので日本でも生野菜を食べました。
し・か・し!
日本の野菜は細菌が多いし寄生虫が多くて食べた外国人はみな食中毒や下痢に襲われたのです。
な・ぜ・か!
それは日本が今まで野菜を無農薬で化学肥料も使わないで作っていたこと、そして何より肥料に使われていたものが「人糞」だったからです。
第二次世界大戦が終わるまで日本では普通に野菜のある畑にうんこを撒き散らして(投下して)栽培をしていました。
ある意味爆弾より怖い…
もちろんうんこには栄養があるため肥料として有効ですが、限度というものがあります。
以前にもヨーロッパと日本のうんこの話をしました。かなり面白いのでまだ読んでない人はぜひ読んでおいてください!
「さすがにこの文化はやべぇ…」と思った戦後日本を占領していたGHQ(世界の国々による世界規模の合同会社のようなやつ)によって、
「うんこを肥料にするの禁止!」
と言われ慌てて日本政府は「寄生虫予防会」とかいううんこ文化を撲滅する会を各地に作り、うんこから化学肥料への転換が行われました。
うんこを肥料にするのは禁止とかいうアホらしい禁止令がつい最近の70年前くらいに存在していたというのが驚きです。
こうして生野菜が食べられるようになったのでした。
まだ生野菜を食べるようになってから100年経ってないんです。
生野菜の歴史は新しい!
今や普通の光景だし普通に食べている生野菜の歴史は意外と新しく始まったばかりでした。
野菜の歴史にまさかうんこが関係しているとは誰が想像したでしょうか。
歴史って思いがけないところで繋がるから面白んです!
いやー、新鮮な生野菜が食べられる時代に生まれててよかった!
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