歴史好きの大人が昔話にツッコミや解説を入れていくシリーズ【桃太郎②】
こんにちは。実際に鬼が目の前にいたら絶対戦えない自信があるしょう(@shos_history)です。
よく「鬼退治」なんて平気で言われてますが、普通に考えたら絶対無理。
僕の方が退治される自信あります。
今回は桃太郎後半の完結編です。
前回同様に歴史っぽいところは解説しつつ、ツッコミも時折混ぜて話していきます。
前回までのあらすじは、、
住所不定のおじいさんとおばあさんが桃を切ったら中から無傷の身元不明の子供が生まれて、すくすくサイヤ人に育つ。
その頃村では金に興味があるのか怪しい鬼が金品を巻き上げていて、村人は困ってた。
なので強くなった桃太郎は鬼退治を決意した。
というのが大まかな前回のあらすじです。
いゃ…あらすじなのに意味不明なんだが…
まだ前回の記事を読んでない方、あらすじが意味不明だった方は全員チェックです!
歴史好きが昔話『桃太郎』にツッコミや解説!②
鬼退治を決意した桃太郎のためにおばあさんたちはきびだんごを作って渡しました
【歴史の豆知識!】
きびだんごとは穀類の「きび」を使って作られた団子のこと。
呼び名自体は15世紀の室町時代にはすでに記録があった。
きびだんごを渡したのはいいんですが、いつ帰ってくるかわからないのに袋に入るくらいのきびだんごしか持たせないのやばくないですか?
朝昼晩で最低1個ずつ食べるとしても1日で3個消費します。
鬼ヶ島に着く前に間違いなく三途の川に着きますね。
『桃太郎』を読んでみるとわかるのですが、出発時の持ち物が旗と団子くらいなんですよね。
「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがありますが、こいつら完全に旅をナメてますね。
もしかしたら鬼ヶ島が近所くらいに近いのかも…
持ち物の少なさを気にせず桃太郎は鬼ヶ島に向けて出発します。
どんぶらこどんぶらこと歩いていると…
効果音が違うな?
旅の途中に犬に出会いました!
「桃太郎さん桃太郎さん、どこへ行くんですか?」
と突然話しかけられるんです。
犬に日本語でどこに行くか聞かれるなんて怖い世界ですね。
どこ行くかよりなぜ日本語喋れるかの方が気になるんですが…
そんな疑問を持たない桃太郎は「鬼ヶ島へ鬼退治へ行くんだ!」と言います。
すると…
腰につけたきびだんごくれたらお供しますとイヌは言いました。
よく腰につけたきびだんご見つけたな。
犬の嗅覚はすさまじい…
桃太郎はこのよくわからない提案にのり、きびだんごを渡しました。
そしたら付いてくる付いてくる。
また餌をくれるとでも思ったんでしょう。
鬼退治が終わるまで付いてきます。
先に行っておくと最初以外にきびだんごをもらった描写はないので、犬の期待は幻に終わったということです。
そのあとにサルにも出会いました!
猿が下町にいるとは考えにくいので、鬼ヶ島へ行く途中に山でも通ったんでしょう。
猿もコピペのように、、、
「腰につけたきびだんごくれたらお供します」
というんです。
お前はバナナだろ!と突っ込みたくなりますがそこは抑えます。
バナナはないけどきびだんごは持っていた桃太郎はさぞ安心したことでしょう。
ここでバナナをくれと言われていたら仲間にできないですからね。
多分ですが、ここら辺で桃太郎はきびだんごの怪しさに気づいたはずです。
道行く先々できびだんご目当てで動物にナンパされ、団子をあげたら仲間になってくれる。
そんなRPG最強レベルのアイテムのすごさに…
次のキジも同じなので以下省略です。(写真の撮り忘れなんて言えない…)
そうこうしているうちにイヌ、サル、キジが仲間になって、いつの間にか鬼ヶ島へ上陸しました。
ここまでどうやって船を漕いだのか聞いてはいけません。
大人の事情ってやつです。
なにこのラスボスを前にした主人公たちの構図…
イヌは噛みつき、イヌは引っかき、キジはつついて、桃太郎と一緒に戦い、無事に鬼を退治しました。
いゃこれはもうどっちが鬼か分かんねぇな…
桃太郎たちは鬼たちから金品を回収し、村へ戻りました。
これ、写真だけ見たらもはやヤクザが金品巻き上げてる構図…
無事に帰ってきた桃太郎を見たおばあさんとおじいさんは喜び、それから幸せに暮らしたとさ。
おしまい。
歴史好きが昔話『桃太郎』を終えて
小さい頃によく読んでいた『桃太郎』。
今読み返すと、歴史要素多いし、なによりツッコミどころが満載だったことに気づきました。
歳をとっていろんな経験をして心が汚くなった証拠です。
純粋に桃太郎すごい!と思ってた頃に戻りたい!(切実)
評判がよかったらこのシリーズ続編作りたいと思います!
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