渋谷ハロウィンの仮装イベントに似たやつが江戸時代にもあった話。
どうもハロウィンのイベントをまだ一度も楽しんだことがないしょう(@shos_history)です。
思い返してもマジで経験ないです。
本物の刀を持って本物の甲冑を身にまとった信長の仮装をいつかしてみたい…
銃刀法違反で捕まる。よくて職質。(確信)
みなさんはハロウィンイベントをしたことあります?
噂ではお化けの仮装をした人が「トリックオアトリート!」といってお菓子を強奪するイベントらしいです。(違う)
戦国時代とか江戸時代だったら「切り捨て御免!」といって命を強奪してるでしょうね。
そんなハロウィンで今一番盛り上がっているところといえば「渋谷」です。
毎年、ハロウィンの時には溢れるくらい仮装した人が集まってはどんちゃん騒ぎで問題が起きてしまっていますよね。
もはや最近は「ハロウィンの日に問題が起きてSNSに流れてくる」までがセットみたいなところがあります。
そんな仮装集団がワイワイするイベントですが、江戸時代にも似たようなやつがあったの知ってましたか?
今回はそんな江戸時代の仮装イベントについて紹介します。
そもそもハロウィンって?
まず大前提の話だけしておきますね。
ハロウィンとは秋の収穫祝いと悪霊を追い払う古代ケルト人(ヨーロッパの民族)のイベントです。
ケルト人にとっては10月31日が一年の終わりだそうで、その終わりの日の夜は悪霊や死者の霊がやってくると信じられていました。
その悪霊たちから身を守るために「僕仲間です!」みたいに思わせるために悪霊の格好を真似た仮装をしたのが始まりです。
ハロウィン=魔除けが根本にあるので、「トリックオアトリート」と言われたらお菓子をあげて悪霊を家に入れさせないようしていたり、顔が彫られたかぼちゃを置きました。
江戸時代の仮装イベントとは?
徳川家康が江戸幕府を開き260年近く続いた江戸時代の終わり頃。
幕府を倒そう!という動きが出てきていて国内は混乱していました。
そんな時に西日本の各地で世直し運動の一環として「ええじゃないか」と連呼して踊り歩きをする集団が発生しました。
それが「ええじゃないか騒動(運動)」です。
民衆が狐や七福神の仮装をして「ええじゃないか」とかいうわけのわからない言葉を連呼しながら歩き回る情景を思い浮かべたら世紀末感しかしないです。
しかも、金持ちの家や建物に侵入しては金品や食べ物を強要しており、もはや犯罪集団でしかないです。
しかも最終的にゴミが散乱してます。
今も昔もやってることが一緒!
江戸時代の世直し運動という名の仮装イベント、現代の渋谷のハロウィンイベントと似てませんか?
規模が江戸時代の方が大きいし、やってることも江戸時代の方が過激な気がしますが、ほぼ同じ気がします。
仮装をしながら歩き回って最終的にゴミが散乱しているという流れがもはや完全一致です。
やっぱり日本人って昔から似てるところは似てるんだな…
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