おかゆなれきし

歴史に少しでも興味を持ってもらったり、面白いと思ってもらえるように歴史を話すブログです。

歴史の教員免許を持つ歴史好きが教える!天ぷらとそばは江戸で出会った!

どうも、料理の歴史をインプット中のしょうです。

 

みなさんは天ぷらそば好きですか?

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好きか嫌いかで聞かれたら自分は好きな方です。

 

(天ぷらで一番好きな料理は天丼です…笑)

 

そんな今ではよく見る天ぷらそばですが、天ぷらとそばが出会ったのは江戸時代だと言われています。

 

江戸時代は料理ブームであったため、色々な料理が生まれました。

 

江戸の料理ブームが気になった方はこちらをチェックです! 

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今回は天ぷらそばについて歴史好きが超絶分かりやすく教えます!

 

天ぷらの語源って?どんな歴史?

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天ぷらの語源はいくつか説がありますが、ポルトガル語で「調理」を意味する「tempero」からきたという説が有力です。

 

小麦粉の衣をつけて揚げる「つけ揚げ」は、ポルトガルやオランダなどの南蛮なんばんの国々の食文化の一つとして渡来したと言われています。

 

つまり、天ぷらは南蛮貿易とかによって伝わった南蛮料理を日本流にアレンジさせたものなのです。(スペインとかポルトガルのことを当初日本は南蛮と言っていました!)

 

特に江戸時代は料理ブームによって人々は食を求めました。

 

それによって誕生したのが屋台でした。

 

寿司屋やうなぎ屋など色々な屋台が出てきましたが、中でも天ぷら屋は結構な人気があったようです。

 

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人気があった理由は材料の幅が広かったからです。

 

江戸前の江戸湾(今の東京湾)から採れる穴子やエビやいかなどの新鮮な魚介、郊外から運ばれてくるごぼうやれんこんやさつま芋などの新鮮な野菜があります。

 

寿司屋ならほぼ魚介オンリーだし、ウナギ屋はうなぎだけなのでネタのレパートリーで優っていたのです。

 

そばの歴史は米より古い!

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そばの栽培自体は稲作文化よりも古く、今から9000年ほど前の縄文時代には既に栽培されていたことが遺跡から出土したそばの種子によって判明しています。

 

そばは稲作が難しい土地でも作ることができ、種子を蒔いてから80日くらいで収穫できることから凶作対策の作物として古代から重要視されていました。

 

今のような麺状に切って食べる「そば切り」が出現してくるのは江戸時代初期(1596~1615)の頃です。

 

ただ初期のそばはそば粉100%で作っていたので切れやすく、蒸籠せいろで蒸して食べていました。

 

さすがに食べづらかったのか江戸時代初期から50年後くらいになって、そば粉8割に対して小麦粉を2割をつなぎとして配合した「二八そば」が登場しました。

 

天ぷらとそばが江戸で出会う!

 

江戸時代の中期以降になり、どんぶりにそばを盛り、その上に天ぷらやかまぼこや鴨肉やネギを入れた料理が人気を呼んでいたそうです。 

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天ぷらとそばはこうして出会ったのです。

 

まるで織姫と彦星や…