今普通に食べている野菜はどんなルートでやってきたのか気になった話。
どうも、野菜大好き系男子しょう(@shos_history)です。
今回はその【野菜×歴史コラボ特別編】と題して、、
裏企画第1弾「気になる野菜の歴史を教えます!」のコーナーです。
同盟者のヒスペディアさん(@kidotakayosi74)があらかじめ集めてくれた野菜の歴史に関する質問を答えていくぞ!という内容になっています。
この三人の裏企画を逃さずに見れば野菜も歴史もかなりの知識を得られるでしょう!
前回「野菜はいつ頃伝来したの?」という質問に対して今食べている野菜がいつ日本に入ってきたのかに絞って話しました。
(ぜひ読んでみてください)
今回は、叢雲さん(@mMuYo9j94coXrxs)からいただいた「今食べている野菜はどういった経路で伝わったの?」という質問について話します!
今普通に食べている野菜たち!
前回の記事と被るので簡単にいきますね。
この図解に載っている野菜が今普通に食べられている野菜です。
完全に自分の中での普通なのでもしかしたら「◯◯入ってないやんけ!」って思う方がいるかもしれませんが、我慢してください。笑
縄文時代から順に名前を挙げると、、
サトイモ、枝豆(大豆)、きゅうり、レタス、ニンニク、カブ、ナス、ネギ、大根、ごぼう、トウモロコシ、カボチャ、唐辛子、トマト、白菜、キャベツ、アスパラガス、ほうれん草、たけのこ、タマネギ、にんじん、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリーです。
なので今回はこれらの来たルートを図解したのでその図解を見ながら説明していきます。
今普通に食べている野菜はどんなルートでやってきたの?
日本で食べられている野菜のほとんどが外国からやってきていたものですが、そのルートは意外と法則性がありました。
この歴史図解をご覧ください。
海で運ぶとかは矢印めんどくさいので考えてないです。
あくまで日本までのルートを繋げています。
もちろん自分が調べてまとめた結果なのでもしかしたら違う部分もあると思いますが、それは暖かい目でみてください。
こうしてみると野菜は主に、
・地中海沿岸地域
・イランと周辺地域
・インド
・中央アジア
・中国と周辺地域
・東南アジア
・メキシコおよび南米アメリカ
に分けることができます。
スウェーデンなどの北欧地域や北アメリカなどの北寄りの地域とアフリカ地域は今回の野菜では該当するものがありませんでした。
気候的に野菜が難しいという問題があるのかもしれません。
地中海沿岸地域の野菜の日本へのルート!
地中海沿岸地域の野菜はアスパラガス、キャベツ、レタス、ブロッコリー、大根、カブです。
アスパラガス、キャベツ、ブロッコリーは地中海沿岸→ヨーロッパ→日本のルートで伝来は江戸時代以降です。
レタス、大根、カブは地中海沿岸→中国→日本のルートで伝来は奈良時代です。
イランと周辺地域の野菜の日本へのルート!
イランと周辺地域の野菜は、ほうれん草とタマネギです。
ほうれん草はイラン→中国→日本のルートで伝来は江戸時代です。
タマネギはイラン→エジプト→ヨーロッパ→日本のルートで伝来は江戸時代です。
インドの野菜の日本へのルート!
インドの野菜はナスときゅうりです。
ナスはインド→東南アジア→中国→日本、インド→東南アジア→日本など複数ルートがあり、伝来は奈良時代です。
きゅうりはインド(ヒマラヤ山脈)→中国→日本のルートで伝来は飛鳥時代です。
中央アジアの野菜の日本へのルート!
中央アジアの野菜はにんじんとニンニクです。
にんじんは中央アジア(アフガニスタン)→中国→日本のルートで伝来は江戸時代です。
ニンニクは中央アジア(キルギス)→エジプト→中国→日本のルートで伝来は奈良時代です。
中国と周辺地域の野菜の日本へのルート!
中国と周辺地域の野菜は枝豆、白菜、ネギ、ごぼう、たけのこです。
全て中国→日本のルートで伝来は枝豆が縄文時代、ネギが奈良時代、ごぼうが平安時代、白菜とたけのこが江戸時代です。
東南アジアの野菜と日本へのルート!
東南アジアの野菜はサトイモです。
サトイモは東南アジア→日本のルートで伝来は縄文時代です。
メキシコおよび南米アメリカの野菜と日本へのルート!
メキシコおよび南米アメリカの野菜はトマト、唐辛子、カボチャ、トウモロコシ、ジャガイモ、さつまいもです。
さつまいもはアメリカ大陸→ヨーロッパ→アフリカ→東南アジア→中国→琉球→日本のルートで伝来は江戸時代です。
他の野菜は全てアメリカ大陸→ヨーロッパ→日本のルートで伝来は唐辛子とカボチャの一種が安土桃山時代、他が江戸時代です。
野菜のルートは面白い!
こうしてまとめてみると中国かヨーロッパが日本へ野菜を伝えるルートの中間地点のような位置付けになっていることがわかります。
野菜の歴史一つみてもかなり面白いですね。
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