歴史の教員免許を持つ歴史好きが教える!大河ドラマも歴史も一緒!
どうも、野菜の歴史を日々インプットしているしょう(@shos_history)です。
さて、今年の大河ドラマはなんだか知ってますか?
A「西郷丼」
B「西郷どん」
C「天丼」
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答えはBの「
AとCを選んだ方、お腹空いていますね?(心理学者っぽいやつ)
そんな「西郷どん」を見てる方!内容どうですか?
もちろん「西郷どん」じゃなくても今までのどんな大河ドラマでもいいです。
歴史好きや歴史をある程度知っている方からしたら、
なんか知ってる歴史と違う…
と感じると思います。
確かにところどころ歴史と違います。
じゃあなんで違うの?ということを大河ドラマと歴史を並べて解説していこうと思います。
ちなみに今回の記事はこの結構反響があったツイートを発展させ、より具体的に解説したものです。
大河ドラマを見ていると実際の史実と違う場面があります。
— しょう / 現代の信長 (@shos_history) 2018年10月7日
主人公視点なので主人公が美化されて他が下げられるのは当たり前です。
歴史の記録も勝者を美化し、敗者を下げます。
どちらも一方を美化させているので事実とは異なるのです。
ひとつの物語としてみましょう!#歴史図解 #西郷どん pic.twitter.com/EiGW4JVtWx
学校では習わない面白い歴史をどうぞ!
大河ドラマとは?
大河ドラマとはNHKで放送されるテレビドラマシリーズのことで、主に歴史物が扱われています。
基本的には一人の歴史人物を取り上げてその人生をドラマにしています。
(まれに親子とかで取り上げる場合もあり)
また、大河ドラマで選ばれた人物の関係する地域は観光客が大きく増えるなどの経済効果をもたらします。
「西郷どん」とは?
今年の大河ドラマである「西郷どん」の主人公は徳川幕府を倒して明治時代と近代化の道を開いた人物の
西郷隆盛といえば最後の西南戦争(鹿児島での戦争)で「ここでよか」と言って死んでしまう人物ですが、そこが一番の見所と言っても過言ではありません。
その最後の場面がどう描かれているか期待です。
ちなみに西郷隆盛が鹿児島で戦争を起こしていたころ、東京ではモースというアメリカ人が偶然にも昔のゴミ捨て場である「
昔のゴミ捨て場「貝塚」について気になった方はこちらをチェックです!
大河ドラマも歴史も一緒!
一人の人物を主人公として焦点を当てたドラマが大河ドラマです。
アニメとか他のドラマとかを見てわかると思いますが、主人公って良いキャラじゃないですか?
たまに主人公補正と言わんばかりの奇跡やら都合のいいこと起きていませんか?
それは主人公だからです!
主人公は物語の中心であり軸です。
つまり折れてはいけないのです。
例えば、主人公が速攻で敵にやられて死んでしまったら?
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物語が終わりますよね?
つまりそういうことです。
だからこそ折れないように主人公補正やらでかっこよく見せたり美化させたりして物語の主人公を持ち上げているのです。
逆に主人公の敵は物語で悪く書かれます。
昔から残されている「歴史」もそうです。
歴史は勝者によって書かれている記録です。
つまり自分達を美化させて、都合が悪いことは書きません。
逆に敗者は勝者によって悪いように書かれます。
勝者こそが正義なのです。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」ともよく言いますが、負けたらおしまいなのです。
この歴史も一緒ですよね?
勝者を美化させて持ち上げ、敗者は悪く書かれるのです。
つまり大河ドラマも歴史も一緒で、美化されるからこそ事実とは少し違う物語になってしまうのです。
大河ドラマと歴史の見方!
大河ドラマも歴史も事実とは少し違う物語だと言いました。
じゃあどうすればいいのか。
大河ドラマの場合は一つのドラマ作品や物語としてみることです。
歴史の事実とは別の一つのドラマとして見るとこういう歴史もいいなと思えたりします。
歴史の場合は敗者の歴史も見ることです。
勝者の歴史だけ見てもそれは真実かどうかなんてわかりません。
敗者の歴史も見て初めて真実に近づけるのです!
一つのドラマとして見たり敗者の歴史も見たりして、もう一度歴史に触れて見てください。大河ドラマを見てみてください。
また違った景色が見えますよ!